鉄板ブレーキ、中の人に聞いてみた
最近仕事でシャシー系の電子制御(ABSとかVSCとかTRCとか)に詳しいオジサマと知り合ったので、会議の合間にBRZ, 86の鉄板ブレーキについて聞いてみた。
まず、発生するときの状況について、前に書いたことを伝えてみた。
すると、「君、アクセルからブレーキへの踏み替えが結構早いよね。トラクションコントロールのモードからブレーキのモードに切り替わるより早くブレーキペダルを踏んでたとすると、そういうことも起こりえるかな。」だそうな。
えー、分かってたら対策してくださいよー。せめてブレーキロックでもいいですから。(T_T)
「ていうか、僕も昔SW20でなったよ。えーっと、たしか下山のチョイ手前の…、モーターランド…?」
え、モーターランド三河?
「ああ、三河じゃないほう」
オートランド作手!?
「そうそう。作手の左コーナーを上って、坂の上の右コーナーで。」
まるっきり同じじゃないっすか!(爆
「んー、でもブレーキ思いっきり踏めばバックアップバルブ(?)が開いて一応ブレーキ効くはずだよ。少なくともSWはそうだったけど。」
マジすか。結構踏んだけどダメでしたよ。
「じゃあいつもブレーキブースターに助けられてるんだよ( ̄ー ̄)。ブースターも取っちゃってレーシングカー的なブレーキにすればOKじゃない?」
確かに初期制動きつめなパッド使ってますけど…、そこまでするならヒューズ抜きますって(汗
「でも、ブレーキペダルを思いっきり踏むと、今度はマスターシリンダーのゴム(ガスケット?)が歪んで、次のブレーキングがスッカスカになることがあるから気をつけてね。」
アカンやつじゃないすか。(((;゚Д゚)))
と、ここでもう一人の会議出席者からツッコミ。
『サーキット走るならVSCとかOFFにしてるんじゃないの?』
長押しOFFですよ。でも最近の車ってOFFにしても完全には切れないじゃないですか。
『え、そうなの?』
「あ、86, BRZってボッ○ュの制御ユニットだよね。欧州の車って、低μ路からの発進でも絶対空転を許さないような思想でできてるから、OFFにしてても意地でも前に進むんだよ。国産だとOFFなら軽く空転するんだけど。」
へー。『へー。』
そういや、アルテッツァでも起きるって聞きましたよ。
「アルテッツァも確か欧州の制御ユニットだったんじゃないかな。」
「でも、そんなよく起きる現象なら、東富士のテストドライバーが潰しこんでると思うんだけどなー。もしかして、すんごい攻めてるの??」
『いや、作手の3コーナーでそんなに滑らしてたらタイム出ないでしょう』
あなたもALT走る方ですか!Σ( ̄□ ̄;
ギリギリ滑らないところを狙ってるんですが、そうすると滑る頻度も上がっちゃうんですよ…。( ´_ゝ`)
「まあ、パーツ替えてバランス変わっちゃうと、そういうリスクもあるってことじゃないかな。」
えー、そんな結論ですかー。orz
とりあえず、リアの空転に対する電子制御の介入とその直後のブレーキング、という鉄板ブレーキの発生条件の推測は結構当たってそうだ。
と言うわけで、もし鉄板ブレーキに見舞われたら、死ぬ気でブレーキ踏んでみましょう。ダメ元ですが。