ベアリング全然違ったorz

ハブにくっついたインナーレースは、グラインダーでインナーレースに溝を掘って、その溝にベアリングセパレーターを引っ掛けて、さらにバーナーでちょっと炙ってやったら、油圧プレスで外すことはできた。

しかし、グラインダーが下手くそでハブもちょっと削ってしまった。これぐらいなら再利用しても大丈夫だろうか…?

シャフト部分には、上下のインナーレースの境目辺りに元からあったと思われる小さな傷(凹み?)もあったけど、これはそんなに影響はないかな。

せっかくなので、特定の角度でコキコキ引っかかる感じの原因を探るべく、ベアリングの玉を取り出して色々観察してみたら、ケースの内側に気になる傷を発見。球が転がる面そのものではなさそうだが、玉が転がる溝を指でなぞると引っかかる感触がある。画像には映ってないがもう1か所もう少し目立たない傷もあった。

これが引っかかりの原因だろうか。

てっきり、ベアリングは市販のものを使っててハブを安く作ったパチモンなのかと思ったけど、ベアリングも怪しいのか・・・。そういえば、KOYOとかNSKとかGMBみたいなメーカーを表す刻印も見当たらない。

とりあえずハブだけ再利用するべく新品ベアリングに圧入しようと思ってプレスに積み上げたけど、なんか入る気配がない。よく見たら新品ベアリングの内径が明らかに小さい。Σ( ̄ロ ̄lll)

変な形だから同じものだと思い込んでたけど、ちゃんと比べたら全然違うじゃん。_| ̄|○

まずベアリングのサイズ(内径・外径)が違う。例えば内径は、ebayハブは約30mmだけど42409-19015は約28mm(もうちょい小さいかも)。これじゃあ約30mmのハブが入るわけない。それから、42409-19015は焼き入れされてそうな色してるけど、ebayハブはただの金属色。あと、土台のボルト穴の位置も微妙に違う。

内径、すなわちハブのシャフト径が違うとしたら、ナットのネジサイズが違うのも当然か。ナットのフランジの外径は同じっぽいんだけどな。

結局、100-4Hのカローラ系の42409-19015と100-5HのST系ではベアリング部分も別物ってことだ。partsfanの部品のイラストや商品の写真見るだけじゃ判断できんってことだな…。

そんな訳で信憑性にちょっと自信がないけど、表にまとめるとこういうことだろうか。(品番は一例。ABS有無は省略(ウチはABSなしなので)。)

車種P.C.Dハブ&ベアリング品番ベアリング品番備考
ST系100-5H42410-20150 ※廃番
42450-20051 ※廃番
GMB GH21370
KOYO DACF1072A
asva TYWH-ST190R
カリーナ、
コロナetc.?
100-5H42450-05011
42450-20020 ※ebay
asva TYWH-190A48R
42410-20060 ※廃番
42409-05010
42409-20010
42409-20010 ※候補
asva TYWH-ST190R
流用可
カローラ系100-4H(略)42409-19015 ※今回の
GMB GH21420
asva TYWH-AE100R
小さい・穴位置違う
WINDOM, SCEPTER114.3-5H(略)42409-33020
asva TYWH-VCV10R
大きいかも?
IPSUM, RAV4 etc.114.3-5H(略)42409-42010

GMB 770-0020流用実績あり

どこで拾ったか忘れたけど、GMB HUB TECH DATAのPDFによると、GMB 770-0020は114.3×5の車種に使われてることになってるので、42409-33020や42409-42010も使えるのかもしれない。が、確証はない。ちなみにセリカ用は770-0342ってことになってた。

ところで、そのPDFによると、770-0020は(というかその体系の品番は全て?)ハブ付きの品番のようなのだがどういうことだろう? 本来は114.3×5のハブ付きの品番だが、Amazonのページは土台のベアリング部分だけなのに間違って770-0020って表記されちゃってるのかな?おかげで流用できるんだけど。

と言うわけで、現時点で手堅いのは42409-20010か実績のあるGMB 770-0020にキレイに摘出したハブを打ち込むか、ハブ付きの42450-20020(安物を除く)をゲットするか、かな。

たぽ
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  • カレン(ST206 3S-GE VVT-i)、BRZ(ZC6 RAエアコン有)でサーキットを走ってます。
    クルマ弄りは基本的にDIY。そのため(?)にガレージ付きの家建てました。

    数年前から登山にも目覚め、時々アウトドアな日記・動画もアップしてます。

5件のコメント

  • 検証お疲れ様です。
    asva とかいうロシアの部品メーカーがハブベアリングを作っていて適当な寸法図(カタログもあり)があります。あと互換表もありました。もしかしたらすでに知っているかもしれませんが。
    42450-20020 →TYWH-190A48R
    ベアリングだけ→TYWH-ST190R(webサイトにだけ適当な寸法図があります)
    https://asva-trading.com/catalog/stupicy/yaponiya/toyota
    参考まで。
    私はセリカで42450-20051を探していました。

    ハブのシャフト径はφ30でしたか。
    meyleの30-14 750 0003(42450-20051互換)の内径データと一致していました。
    ナックルは一緒なので、42410-20150と42450-20051の違いはうしろにとげとげの有無だけと
    いうことなんでしょうね。

    • 情報ありがとうございます。
      asvaのサイト、図面はありがたいけど探すの大変っすね。検索機能ないのかな…。
      品番によっては図面の画質が荒くて数値が読みにくくてイマイチ自信ないけど、もしかしたら、ボルト穴の位置・ベアリング内径が同じでも高さ違いのヤツがあるのかも。(114.3x5Hでベアリング共通と思ってたやつが微妙に寸法が違うような??)

      ちなみに今回間違えた42409-19015はこいつでした。
      https://asva-trading.com/catalog/stupicy/yaponiya/toyota/podshipnik-zadney-stupicy-tywh-ae100r

      • https://asva-trading.com/page/pdf-katalogi-i-programmy-podbora
        asvaのサイトにpdfカタログがあります。
        ダウンロードして、Acrobat Readerの高度な検索を使うと楽にでてきますよ。

      • そうそう、互換表もカタログにありますよ。
        crossと書いてあるページがそうです。
        純正品番で検索可能です。(42450-20020 とハイフンが必要)

        • ありがとうございます。そっち(PDF)にあったんですね。これなら探せますね。

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