z オプションが使える tar は,
GNUの tar なのだよ.OS 標準の tar は,下手をすると
まともに tar の展開すらできない こともあるようだ.
ちなみに gzip で圧縮されたものを標準出力に吐き出す zcat も GNU のヤツ.
O西研の SunOS, Solaris, SGI IRIX には,
俺が配属された時点で,GNU のツール一式がとっくにインストールしてあったんだよ.
一方,Linux はそもそもほとんどのコマンドが GNU 由来のもので成り立ってるもんだから,
O西研にいる限り,普段はまったく意識しないで tar zxvf hoge.tar.gz とかしてるけど,
実はそれは,標準の商用 UNIX には入ってない
*1ものなのだよ.ついこないだ,俺もこっちで SunOS 相手に同じような苦労をしてたんだよ.
というわけで,世の中(俺の周りは) GNU 様さまなわけで,一通り入れないと気が済まない.
というかやってられない.で,SunOS だとたぶん,
バイナリパッケージなんて高等なものはないのでソースからコンパイルしないといけない.
そのためには gcc & GNU の make が必須.
しかし,Solaris ならば,バイナリパッケージも結構あるようだ.
昔書きかけたがあっという間に挫折した root 日記 でも書いたが,バイナリパッケージの入手先をもうひとつ紹介しよう.
SunSITE だ.大学からだと結構早いんじゃないかな?
*2SunSITE のトップ からたどれるページも結構便利かも.
おっと,話がそれた.
旧 root 日記 によると,まず gzip のパッケージをインストール.
# pkgadd -d gzip.???.tar
pkgadd は tar アーカイブを流し込めるようだ.
そのために gzip のパッケージだけは圧縮されていない.
gzip 以外は tar + gzip されているようなので,
解凍してから pkgadd -d [tar archive] とすればいいようだ.
というわけで,GNU のツールを入れ始めるとキリがないので,
「最初っから Linux を突っ込んだほうが手っ取り早いや」というのが最近の俺の思想.
Linux なら TCP Wrapper もデフォルトで入ってるし.
そして興味があるのは,研修で使ってる SunOS の動いてるマシンに Linux を
突っ込んでみたいということ.
*1:最近のパッケージ版の Solaris には入ってるという噂を聞いたような気がするが…
あくまで噂ね.
*2:旧 root 日記 にも書いてあるが,以前 Solaris を入れるときにダウンロードしかけたら,
途中からつながらなくなってて1日無駄にした….