2001年5月14日
何が正しいかということは,突き詰めていくと各個人の価値観によると思います.
だから,「本当に正しい」=「すべての人にとって正しい」と定義するなら,
そんなものは存在しないと思います.
*2でも,その価値観というのは,時代背景や宗教・倫理などに影響されつつある程度
平均化されると思います.
そうすると「本当に正しい」ことの近似解として,
「できるだけ多くの人にとって正しい」ことがきっとみんなにとってハッピーだ,
という多数決の論理にたどり着くわけですね.
まあ,ガリレオさんのように科学の分野では,
「本当に正しい」ということはたいてい存在するわけですが,
問題は,モラルとかマナーとか,そういうあいまいな部分ですね.
よくある究極の選択というやつですが,たとえば,
「けが人ひとりを見捨てれば,残り全員助かる.
けが人をみんなでフォローしながら行くと,犠牲者はもっと増える」
というシチュエーションでどちらを選択するのが正しいか,とかですね.
なんだか俺にしてはやたらと哲学的な話が続いて,いいかげん眠くなってきたですよ.
というわけで,上の罪と罰の話も,俺が正しいと思うことなのであしからず.
とりあえず俺も,自分がたぶん少数派だろうなということは認識してます.
*2:もしかして将来,ある宗教が世界制覇を成し遂げたら,
その宗教における神が「本当に正しい」ということになるのでしょうけど.