シフトレバーフィール(?)は改善…
先週の続き。まずはジャッキアップしてメンバーのボルトを緩めてエンジン・ミッションごと下にずらし、助手席側のエンジンマウントとブラケットを外す。これでようやくミッション側のシフトレバー(セレクティングベルクランクサポートとセレクティングベルクランクNo.2)が外せるようになった。
外す前に、問題のブッシュの掛かり具合をチェック。うむ、浅い。(´・ω・`)
さて、取り外したセレクティングベルクランクからコントロールシフトレバーブッシュを取り外して確認。下の画像の左側がFF用、右側がSW20(NA)用。やはり軸の太さも違った。アルミのサイコロは流用できないね。
ていうか、FF用の樹脂ブッシュは脇が開いてて軸が直接ミッション側のレバー(コントロールシフトレバー)を押すようになっているけど、この樹脂ブッシュの存在意義は??
直接当たるから軸が摩耗するんだけど。
これならMR2用のようにアルミブッシュが犠牲になってくれた方が、交換コストが安いと思うんだけどな。
と言うわけで、アームのどこが曲がってるか観察してみたところ、意外と厄介なところが曲がってるようだ。てっきり、平面部分が湾曲したか曲げ部の角度が変わっただろうからプレスで修正できるだろうと思ってたんだが、アームの回転軸のシャフトが微妙に傾いてるっぽい。シャフトの根元の角度が変わってるようだ。見る角度によって見え方が変わっちゃうのでうまく撮影できなかったけど。
とりあえずダメ元で、根元側をプレスで固定して、反対側をクニペックスのプライヤーレンチで挟んで、腕力でグニグニ曲げてみた。(軸の樹脂ブッシュは古い方のまま)
修正前↓
修正後↓
組付けた状態の隙間はこんな感じ。その辺に転がってたM6ワッシャー(厚さ0.8mmだったかな?)1枚分ぐらいの隙間。もうちょい詰めれる気もするけど、とりあえずこれぐらいで。
で、こちらのページを参考にしてポチっておいた軸の樹脂ブッシュ(90386-12022×2個)とてっぺんのキノコ(33557-32010)も交換。新しい軸の樹脂ブッシュは軸にぴったりフィットした感じで違いがありそうだったけど、組立て後のレバー全体のガタはあまり変化しなかったような気がする。
ところで、シフトケーブルの先端のゴムブッシュをピロボールに交換するとシフトフィールがカッチリするという情報をいくつか見かけていて興味はあったんだけど、シフトケーブル自体を一度新品に交換しててゴムブッシュもまだそんなに劣化してないので先送りしてたんだが、KITさんが「結構体感できる」と言っていたのでついでに交換してみた。
JAM乙さんのページなどを参考にPB8というヤツをゲット。純正のゴムブッシュは、フチに556を吹いてグニグニしてやれば親指でギューッとしてやると抜けてきた。まずはシフトレバー左右方向に対応するケーブルの方。
しかし、ピロボールをシフトケーブル先端の輪っかに入れるのにひと苦労。適当なソケットとプライヤーレンチで圧入しようとしたんだけど、すぐ斜めになって引っ掛かっちゃう。輪っかをバーナーで炙ったりもしてみたけど(燃料フィルターetc.が近くてドキドキ…)、やっぱり途中でナナメって引っかかる。
ちょっと斜めになったところで反対側を押し込んでちょっとずつ進みつつ、先人のやり方に倣って長いM8ボルトを締め込んで圧入していったら、ようやく入った。
ピロボールの接続先は、純正ワッシャー+手持ちのワッシャーで厚さを調節して接続。
ちょっと心が折れ気味だけどもう1本(シフトレバー上下方向)もやろうとして、予想外の事態。エンジンルーム内でよく見えてなかったけど、ブッシュのサイズが違うじゃん。orz
もしかしたら輪っかの外径が違うだけで内径(=ブッシュの外径)は同じだったりしないかと淡い期待を持ちつつゴムブッシュを外してみたけど、当然だけどやっぱりサイズが違った。PB8は外径22mmだけどこっちは約26mm。
しょうがないので今回はこのまま元に戻して、作戦を練りなおそう。
てなところで、その他の部品も組み立てて今週末の作業はここまで(実際には土曜日中に終わらなくて日曜の夕方から最後の仕上げをしてたりしたけど)。
そして、近所をひとっ走り試走してみたところ、シフトレバー横方向のダイレクト感は向上したけど、クラッチペダルを踏んでも一瞬(長いと1秒ぐらい)クラッチが切れない現象は継続中。ガレージから発車するときもなかなか1,2速に入らなくて、一度エンジンを切って1速に入れてエンジンを掛けたら、クラッチペダル踏んでるのに一瞬前に出ようとしたりとか。
クラッチペダルを踏んで回転が落ちるのを確認してからシフトレバーを抜いて目的の段に入れる、とやれば走れなくはないけど、非常に間延びしたシフトチェンジだし、その一瞬エンブレが掛かるのでギクシャクするし、やってられるか!(#゚Д゚)
はあ、やれやれ、予想はしてたけど今回の作業(クラッチ油圧系とレバー系のメンテ)は、肝心の問題に対しては効果なし。そして予想通りシフトフィールだけは改善した(あと、シフトレバーを左に目いっぱい倒しても燃料パイプに当たらなくはなった)と言いたいとこだけど、本来シフトフィールと言うと、レバーの操作感だけじゃなくギアが入る感触も含めてだと思うので、今回はシフトレバーフィールだけは改善した、と言うことにしておこう。(´・ω・`)
そんなわけで、次はやっぱり再びクラッチを開けることになるんだな…。(´=ω=`)
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