延長戦第2回戦、再びクラッチ開帳

クラッチの油圧系をリフレッシュしても、ミッション側のシフトレバー(セレクティングベルクランク)の曲がりを矯正したりゴムブッシュをピロ化したりしても、クラッチの切れの悪さは改善しなかったので、腹をくくって三度ミッションを降ろす。(´Д`)

例によって助手席側のドライブシャフトが抜けないので、ドラシャごとミッションを降ろして前回と同じようにテコの原理で外した

あと、上の画像のように、ミッションを外す段階からジャッキに鉄骨を組み合わせて荷締めベルトで縛り付けたけど、結局重心が悪くて転がりながら着地…。次にドッキングさせるときは、ちゃんと鉄骨を切ったりボルト止めしたりして安定する土台を作るか…。

で、4カ月ぶりにクラッチとご対面して分かったこと。

なんか油でギトギトやん。orz

バラしてみてもギトギト。特にフライホイールと接する面は真っ黒。

当然フライホイール側もギトギト。

これはやっぱり…、フライホイールのボルトにネジロック剤を塗るのを忘れて、ボルトの根元からエンジンオイルが染み出して、クラッチがオイルで汚れて貼り付いてた、ってことだな。(´=ω=`)

クラッチ組み付けるときの注意点として「油汚れに注意」とか「脱脂すること」とかあるのに、そういう次元じゃない油まみれ。そりゃあ切れも悪くなるわな。

ていうか、前の日にTwitterで「ネジ部では密閉できないと思う」てなやり取りをしてたばかりなのに同じようなことやらかしてる。(´・ω・`)

古いボルトを外した時に謎の樹脂ができてて、外すのメチャ固くてボルトのネジ山が死んだりしたのでネジロック剤使うのを躊躇したのと、そもそもちょうどネジロック剤を使い切っちゃってたのと、結構なトルクで締め付けてるから座面も密着するかと思ったんだけど、そういうものではないらしい。フラホとクランクシャフトの間も油まみれだったし。あの謎の樹脂はともかく、ネジロック剤でネジ部でシールしてやんないとダメってことか。

そもそもなんでクランクシャフトのボルト穴って貫通穴なんだろ…。3S以外のエンジンもそうなのかな?FA20はどうだっけ?(やっぱり貫通穴だった)

そういえば、前回ミッションを降ろした時どうだったんだろう、と思って当時の画像↓をよく見てみたら、既にオイルが垂れた痕があった。気づけよ、俺…。_| ̄|○

うーむ、11月上旬に一度着陸して、11月下旬に再度ミッション開けたときなので、1か月も経たずにこれだけ漏れてたんなら、そこから4か月でギトギトにもなるわな。幸田を走った後悪化した気がするのも気のせいではなかった。高回転で油圧が上がってボルトの隙間からオイル噴いたんだろう。やれやれ。

さて問題は、ギトギトの各円盤をブレーキクリーナーで掃除したとして、まともに使えるようになるかどうかだが、ググって見つけたメーカーのトラブルシュート情報の中には、対策は「ディスクを新品交換」ってやつもあるけど、うまくいくと信じてひたすらお掃除…。(´・ω・`)

それから、「すぐ曲がる」と言う噂のツインプレートの振れをダイヤルゲージで適当に測定してみたところ、確かに0.2mmぐらいのブレはあるようだ。円盤中央部と外周の摩擦材の間の銅っぽい色合いの部分が微妙に曲がってるようだが、とりあえず手で逆方向に力を掛けてみたけどあまり変化なし。

まあ、素人が下手に弄らない方がいいかな。摩擦材部分の厚さも約4mmあるので、そのうち当たりが付いたら平面になると期待。

というか、ペダルを踏んでも一瞬回転が落ちないという症状から、クラッチが貼り付いてる系のトラブルであって、ペダル踏んでも半クラ系のトラブルではないだろうとは思っていたので、クラッチ板の曲がりはたぶん問題ないんだと思う。思いたい(笑)。

で、クラッチ貼り付く系のトラブルの原因としてあり得るのは、

  • クラッチ板の油汚れ(インプットシャフトのスプライン部のグリスが飛び散る、ってのがありがちで、前回インプットシャフトを仮止めして抜けなくなった時にグリス付け過ぎたかとを心配してたんだけど、そういう次元じゃなかったw)
  • インプットシャフトのスプラインの変形しててクラッチ板が引っかかる
  • フラホ側の支柱側面に段ができてプレッシャープレートが引っかかる
  • フラホやクラッチが鏡面になって貼り付く

あたりだと思うけど、油汚れ以外の3つは短期間では起こりづらいだろうと思っていて(インプットシャフトが既に歪んでいたという可能性はあるけど)、そういう意味では予想通りではあったけど、汚れっぷりが予想以上だった。。。

念のためインプットシャフトのスプラインやフラホ側の支柱も点検したけど特に問題なさそう。鏡面に関しては、部分的にツルツルになってたけど、オイルで磨かれちゃったかな?まあどちらにせよ様子見だ。

とりあえず、ネジロック剤付きでフライホイールを固定して、クラッチを組み付けるところまでで今週末は終わり。

そういえば、途中で体重測定してみた。OSのツインプレートは一式で12.5kgだった。意外と重いな…。赤ヘッドの純正(12.57kg)が意外と軽いのか。OSさんこんなんつぶやいてるけど(笑

円盤の直径が小さくなることで回転慣性が軽減されるといいけど、フラホ・クラッチカバー側はやっぱり重いかなあ。ともかくこの前在庫のフラホ・クラッチを測定した時のページをメンテしておこう。

たぽ
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  • カレン(ST206 3S-GE VVT-i)、BRZ(ZC6 RAエアコン有)でサーキットを走ってます。
    クルマ弄りは基本的にDIY。そのため(?)にガレージ付きの家建てました。

    数年前から登山にも目覚め、時々アウトドアな日記・動画もアップしてます。

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