手っ取り早いのは、入手した中古のSW20ミッションのインプットシャフト・アウトプットシャフトはそのままにして、デフだけ新品のクスコの機械式に入れ替えて、ミッションケースはストックしてた元2号機のやつをかぶせてやればだいたいOKなんだけど、やっぱりよく使う2速・3速のシンクロぐらいは変えてやりたい。

そうするとインプットシャフト(３速シンクロ)・アウトプットシャフト(２速シンクロ)をバラさないといけないので、そこまでするなら、せっかくだから前回と同じギア比(S50の1速2速流用でローギアー化)にしてやることにした。とは言え、S50のギヤやインプットシャフトは今まで使ってたやつを再利用して、シンクロだけ新品を注文した。入りにくかった1, 2, 3速用を。

が、しかし、肝心の2速シンクロ(S50用：33367-17010)が廃番になってた(モノタロウ)。＿|￣|○

1速(S50用：33367-32020)・3速(S54,S50共通：33368-17011)のシンクロは無事に届いた。

それから、ストレートに注文しなおしたマイクロメーターは、ちゃんとしたやつが届いて一件落着。一緒に注文したデカいベアリングセパレーター(75～105mm)もさっそく大活躍。

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まずは、今まで使ってて歯がガタガタになったアウトプットシャフトをバラす。うっかりバラす途中でミスってギヤが欠けたりしたら、普通のギア比に路線変更する予定。

で、デカいベアリングセパレーターを早速投入してこんな感じでプレスで4速ギヤとベアリングを一緒に外す。1速の外径がデカくてプレートの配置が結構きわどいので、気休め程度に荷締めベルトでくくってプレス。

同じように2速・3速をセットで外す。2速のシンクロ側のギザギザとギヤ部の段差が少ないので、セパレーターが乗り上げないように気をつけてセットしてプレス。

最後に、1速とトランスミッションクラッチハブを一緒に外す。こいつはあんまり気にすることはなく外せる。まあ、毎回プレスで抜いたアウトプットシャフトを落とさないように＆手を挟まないようにキャッチするのは気を遣うけど。

次はインプットシャフト側をバラす。インプットシャフト側はギヤの外径がそこまでデカくないので、プレスはしやすい。4速ギヤのシンクロ側のギザギザだけ注意。

しかし、3速と4速の間のクラッチハブの抜け止めのスナップリングを外すのに手こずった(ちなみにはめるのにはもっと手こずったorz)。どうやらクラッチハブが抜けてきていてスナップリングに圧が掛かっているようだ。一度プレスでクラッチハブを押し込んでやったらようやくスナップリングが外せた。

んで、3速とクラッチハブを一緒にプレスで外して、インプットシャフトの分解完了。寸法を計測しながらなのでここまでで土曜の18時過ぎまで掛かってしまったが、せめてインプットシャフトの組立てぐらいは今日中に終わらせたい。(-_-;

そんな訳で、インプットシャフトの組立てに着手。

手持ちのパーツから状態のいい奴をチョイスしていくことにする。インプットシャフト側は3速4速とその間のクラッチハブ。在庫は、今まで使ってたやつ・ストックしてあった元2号機のやつ・今回落札したSW20のやつ。3速ギヤとクラッチハブ＆スリーブはストックしてたやつ、4速ギヤは今まで使ってたやつを採用。そして、3速シンクロは新品、4速シンクロは今まで使ってたやつ、ニードルベアリングなどの小物はストックしてたやつにした。(SW20のやつはインプットシャフトをバラすのが面倒だったので、そのまま温存することにした。)

で、S50インプットシャフトに3速をはめて、クラッチハブをプレスで圧入。

そして、スナップリングをはめるんだが、めっちゃ苦労した。前回も無理やり広げてたが、今回はラジオペンチの先端をヤスリで削って、スナップリングプライヤーもどきを作成。

しかし、広げる力が足りずに十分広がらないので、無理やり握り部分を延長(笑)。そして握るのではなく広げる。

んで、4速をはめてベアリングを圧入し、スナップリングで止めて、インプットシャフト完了。

しかし最後のスナップリングも地味に難航。整備書のようにピンポンチを当てがってハンマーを打ち込んでもビヨンと跳ね返ってきちゃう。クニペックスのプライヤーレンチで押し込んでもストロークが足りず、もう一押しを試行錯誤してるとレンチがズレてスナップリングがビヨーーンと飛んでってしまう。逃がさないように頑張って押さえ込みながらマイナスドライバーでさらにダメ押しをして何とか入った。

ちなみに、スナップリングは「組付け可能な最大の厚さを選択する」となっていて、前回ある程度多めに買ってあったのだけど、結局同じスナップリング(手持ちで一番厚い奴)を使った。(ホントは再利用不可w)

で、夜10時前にようやくインプットシャフトが完成。