△第4ラウンド:初めてのウェットカーボン製作
やっとこここまできた。綾織カーボンクロスの登場だ。
雌型にワックスとPVAを塗って、
クリアゲルコートを塗る。マスター型や雌型のゲルコートをケチりすぎて薄かったせいで研磨してるうちに穴開いたりしてたのでちょっと厚塗りしようとしたんだけど、手持ちのハケが残りわずかだったので使用済みの固まりかけのヤツを使ったせいで全然平らに塗れなかった。(´・ω・`)
しかも、さすがに厚すぎたようで、収縮が激しくて雌型から浮いてしまった。_| ̄|○
そして、ノンパラのはずなのに硬化させたら表面があんまりべたつかなくて謎。紙コップでゲルコートに硬化剤を混ぜてたんだけど、もしかして紙コップの撥水コート成分が溶け出してパラフィンみたいになってるのかな?と思ったら、昔の紙コップはホントにパラフィンが使われてたそうな。熱湯で溶けるからポリエチレンなどに取って代わられたらしいけど。
このまま突き進んでいいものか迷ったけど、巣穴だらけの雌型からゲルコートを剥がしたら雌型がダメになって、原型も雌型剥がすときに既に割れてるので、原型からやり直し、なんてことになりかねないので、今回は練習と割り切ってこのまま突っ走ることにする(笑
そんな訳でカーボンクロスを貼っていくのだけど、どうやらカーボンクロスは普通のFRP樹脂(ポリエステル樹脂)とは相性が悪く、ガラスクロスのように樹脂が浸透するわけではないらしい。(参考①②③)
なので、まずはゲルコートの上にFRP樹脂を軽く塗って、そこにカーボンクロスを敷いて、クロスから樹脂が染み出してくるように手で押さえてみた。ゲルコートの凸凹をFRP樹脂で均す目論見だったんだけど、クロスを押さえる過程で結局ゲルコートの凸凹にフィットしてしまった…。
そしてカーボンクロスに樹脂を塗り、ガラスクロスを重ねる(×2)。ガラスクロスは樹脂の浸透が分かりやすい。
一晩寝かして脱型!
うむ、単純な形なので簡単に剥がせたが、PVAがやっぱりなかなか剥がれない。ツルツルの製品部分はそれなりに剥がせたからいいけど、周囲のフランジ部分はこのまま切り落としてしまえ(笑

うーむ、記念すべきカーボン細工1作目だけど、どうなんだコレは…。
現時点の反省点(不満点?)はこんなところ
- やはりゲルコートが雌型から浮いてしまったところがデコボコ(主に右)。削ったらいいのか?
- マスター型のヒビとかが見事に転写されてるw。表面の滑らかさにムラがある。削ったらいいのか?
- カーボン生地が波打って妙な立体感ww。これは削ってもどうにもならんww
- カーボンとゲルコートの間に気泡が残ってる
- 原型・雌型が反ってたので製品も当然反ってる。車体にフィットさせられるか?
- このサイズでカーボンクロス・ガラスクロス・ガラスクロスの3層はゴツ過ぎたか
ゲルコート浮きによるデコボコはともかく、表面はもうちょい滑らかにしてクリア塗装はしないとな。