BRZ(ZC6)にGRクロスミッション

手元に届いてからしばらく時間がたってしまったが、重い腰を上げて先週末からクロスミッションへの載せ替えに着手していた。(クロスミッション関連)

と、その前に、まずは②で取り付けたフロアシフトコントロールシャフト周辺の動きを確認。シフトレバーの横方向の動きがフロアシフトコントロールシャフトを微妙にひねる動きに変換されてる。こんな微妙な角度で制御されとるんだのう・・・。

で、土曜の午後から本格的な作業をスタート。まずはアンダーパネルを外して下回りを確認すると、エンジンとミッションの境目のオイル漏れが悪化していた。スタビから滴るオイル…。

ともかく、排気管とプロペラシャフトを外す。EPUをバラすのは初めてだけど、フロント側のボルト・ナットを外すのは中々面倒であった…。

その後、スターターを外したり、スタビの知恵の輪を解除したりしたところで、早くも夜に…。

翌日、日曜は午前中から作業スタート。ミッションを降ろす!ただし、前回クラッチ交換時にミッション後端が車体に引っかかったりしたので、ウマの高さを調整して車体を前下がりにした。

で、カレンのミッション交換の時のように油圧プレスの廃材をジャッキに取り付けて、荷締めベルトで固定してミッションを分離。(下の画像はベルト固定前)

車体を前下がりにしたおかげか、車体との干渉は少な目ではあったけど、それでも後方へずらすのと下方へ下げるのを少しずつ繰り返しながらここまで分離。

さて、ここからどうやってミッションを車体下から引きずり出すか。前回同様クリーパーに載せ替えるしかない。

しかし、車体を前下がりにしたせいで狭い。ジャッキで車体を上げたいが、そのジャッキはミッションの下…。しょうがないので狭い車体の下でゴソゴソとクリーパーに載せ替えて、空いたジャッキで車体を上げ直して、ようやくミッション摘出!

そして、クラッチハウジングの中はオイルでかなりギトギト。(´・ω・`) ミッションオイル臭はしないので、やはりエンジンオイルだろうか。

エンジン側は、一見きれいだけど、下面はやっぱりオイルでベトベト。

クラッチ、フライホイール(とクランク角センサー用のプレート)を外してみると、クランクシャフトの面からオイルがダラダラと垂れてきた。うむ、いつか見た景色。。。

しかしこれ、一体どういう状態なのかなあ。カレンのようにフライホイールのボルト穴から漏れてるわけではないようだが、そうなると、あとはオイルシールから漏れてるとしか考えられないけど、だとしても何でクランクシャフトの中央の凸部分の周りの凹みにオイルが溜まってるんだろうか。

上の方のシールに隙間があって、そこからあふれたオイルが垂れてきて凹みにたまって、収まりきらなくなった分がさらにエンジン下部に垂れてるのかなあ。円盤類にはあまりオイル汚れはなかったんだけど(しいて言うならクランク角センサー用のプレートの爪の裏側は多少汚れてた)。

エンジン回転中はクランクシャフトの中心側には垂れていかないだろうから、主な漏出タイミングはエンジン停止中なのかなあ。エンジン回してシールが広がって、エンジン止めるとシールの隙間からオイルがあふれる、とか?

見た目にはシールの異常は分からなかったけど、新品部品も調達してあるので交換しておく。

そして、クラッチ・フライホイールはORCの前に使ってた純正に戻した。クラッチカバーだけはEXEDYの純正相当の新品を投入。ちなみにORCは約64,000kmから151,653kmまで使ってたので87,653km使用、純正クラッチは64,000kmから再スタート。

さて、日曜の夜も更けてきたが、せめて新ミッションのドッキングまではやってしまいたい。

下ろした時の逆で、クリーパーに新ミッションを乗せ、車体の下でジャッキに載せ替えようとしたのだけど、これがまあ中々うまくいかない。ミッションオイル入りのせいで旧ミッションより微妙に重いのもあって、腕が疲れる。orz

最初は、下ろした時と同じようにコの字型の鉄骨を組んでいたが、クリーパーと高低差がありすぎて載せ替えられず、次は鉄骨なしでジャッキの皿だけで受けようとしたけど、その位置ではミッション前後方向のリブにしかお皿が乗らず全然安定しない。

最後に鉄骨の組み方を変えてL字型の鉄骨で抱えるようにして、かつ前方はL字の縦部分にミッションの斜めリブを乗せて、ミッションが前上がりになるように固定してみた。

すると、作業用に前上がりにした車体のままでもあまり干渉せずに、ミッションをエンジンに寄せていくことができた。エンジンの下の方に長ーいスタッドボルトが生えてるので、ミッションの下の方から寄せていって、ミッションの高さをうまく調整しながら、スタッドボルトがミッションにある程度刺さるように。

そして最後に、車体後方からベンチプレスのようにミッション後端を持ち上げてやると、ズゴッと一発でドッキング成功!

配線類を挟んでないか確認して、エンジンとの結合部のボルト・ナットを締め、ミッションマウントも固定して、一番の山場は完了!

ちなみに、前回斜めに刺してしまったボルト穴は、特に問題なくまっすぐ締めることができた。バルブスプリングのリコール対応の時の話は嘘じゃなかったようだ(笑)。

ところで、クラッチのレリーズシリンダーもクロスミッションにくっついてきたので、クラッチフルードのエア抜きはしっかりやらねばならんので、ついでだからクラッチホースもステンメッシュのやつにしてやった。銘柄は、カレンのと同じAPPのやつ。

しかし、ひと通り必要な部品は用意してたつもりだったけど、バンジョーボルトは忘れてた。仕方ないので旧ミッションのレリーズシリンダーから外して再利用。

それから、純正ホースのマスターシリンダー側のフレアナットが全然外せなくて難儀した。スバルのフレアナットの台座は何でこんなにグニャグニャなんだ…。orz

みんカラにも同じように苦労した事例が載っていたけど、クリップを外してホース側に引き出してホースの座面の楕円部分をクニペックスのプライヤーレンチで掴みながらフレアナットレンチをひねってやって、何とか撃破。エア抜きは後日やることにして、この日はここまで。

その後、平日の夜にチマチマとシフトレバーのブーツを下にもぐって取り付けたり(フロアシフトコントロールシャフト側に先に被せる)、

プロペラシャフトや排気管を取り付けたり、アンダーパネルを付けたり。

そして今日、クラッチフルードと、ジャッキアップしてるついでにブレーキフルードもエア抜きして(サンキュー相棒さん!)、あとは室内のシフトレバー周辺を片付けて、ようやく完成。

で、近所をひとっぱり試走してみたところ、クラッチペダルが軽くなって、ミートポイントが随分上になった気がするけど、特に大きな違和感なし。それよりは、バッテリー外してたせいでアクセルがモッサリしてる方のが違和感。アクセルペコペコはやったんだけどな。純正フラホの重さのせいではないと思いたい(笑)。

肝心の1速・2速のギヤ比の変化は、街乗りでは全然分からん(笑)。ALTの3コーナーに行かないと分からんだろうね(爆)。シフトの入りも悪くない。まだちょっと角が立ってる感じで多少引っ掛かり感はあるけど、旧ミッションの2速よりはスムーズだと思う。あと、クスコのシフトレバーリテーナーブッシュのおかげか、シフトのカッチリ感(主に横方向)は増した。

エンジンブレーキを掛けたときに、多少「ウィーーン」というギヤノイズが聞こえる気がするが、思ったほどではないかな。

さあ、しばらくは慣らしだが、早くサーキットで試したいねー。ヾ(*´∀`*)ノ

たぽ
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  • カレン(ST206 3S-GE VVT-i)、BRZ(ZC6 RAエアコン有)でサーキットを走ってます。
    クルマ弄りは基本的にDIY。そのため(?)にガレージ付きの家建てました。

    数年前から登山にも目覚め、時々アウトドアな日記・動画もアップしてます。

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